雨降る日に片付けたものは―ペットシッター花鳥風月⑦

昨日の雨が残らずいい天気したね。昨日からの強い風がまだ吹いていましたが。
雨上がりの道には、骨が折れて捨てれたビニール傘がいくつも転がっていました。

 

雨が降り続いた一昨日、昨日は部屋中に溢れかえっているLPの整理をお世話の合間、合間にしていまして。
2日間に渡ってしたのですが、800枚も入る棚を用意したにもかかわらずLPは結局片付きませんでした。
一昨日の真夜中、管理が悪いせいで反ってしまった盤を見つけて、発作的に片付けを始めた訳なのですが、CDが売れない、売れないと言われている今の世に油断していると反ってしまったり、やたら場所を取る使い勝手の悪いLPなんて買う人間なんか、ごく一握りの人間だけなんでしょうね。

 

とフテクサレ気味なのには訳があって、ちょくちょく利用していた川越のネットレコードショップDACAPO Recordsが突如として、本当になんの前触れもなく、今月17日に閉店してしまったからです。
海外で直接買い付けて、LP一枚一枚に解説と視聴を用意するとても丁寧な作業をしていて、尚且つ安価という得がたいお店で、普段はネットでLPを買わないのですが、DACAPO Recordsだけは特別でした。
大げさに聞こえるかもしれないのですが、店主が自らの感性でセレクトした商品を並べているお店って、存在自体が文化だと思うのです。
だから、良いお店が潰れることは世の中にとって大きな損失なんですよ。
閉店した事情は分かりませんが、もっとLPを買っておけば潰れなかったのだろうか?とても残念です。いつか復活するのではないかと、お気に入りから外せないでいます。

 

とりあえず、文化を守る為に今から出来ること言えば、バンバンLPを買って部屋一面をLPで溢れかえらせる位か・・・
また、棚買わなけきゃなぁ・・・ふーんー

2009.10.27  コメント(0)  

アイメイト協会見学会②―講義編

さて、やっと当日の様子に移ります。見学会の段取りは講義。そして目隠しをしてのアイメイとの歩行体験となっていて、まずは練馬区は関町北にあるアイメイト協会の講義室へ。

見学会に応募した際に「7、8月は夏休みなので学生さんの応募が多いんですよ。」と電話口で言われたが、まさにその通りで30ほどある椅子は満席。小学生達もしくは若い親子連れが殆どで、若くもなく歳でもない自分は何やら肩身が狭い。

 

まあまあと気を取り直して講義へ集中、集中。

講義はスクリーンを使っての映像とインストラクターさんの話を交互に織り交ぜ、時折受講者にクイズを出しながらの進行。テンポ良く、分かりやすいお話で和やかに講義は進んでいきました。

講義内容は大きく分けるとアイメイトの訓練方法と我々晴眼者が視覚障害者にどう接すればよいかの二つ。

 

それぞれ具体的な内容に触れる。まずは訓練方法から。

アイメイトは1歳2ヶ月から訓練を始める。それまではボランティアにより繁殖され、育てられる。繁殖された全てのの犬がアイメイトになる訳ではなく、素養をみて選別される。

数としてはおおよそ7、8割程がアイメイトとして活躍する。

そして1歳2ヶ月からはじめた訓練1歳6ヶ月まで行われ、その後アイメイト使用希望者を交えて4週間の歩行を指導を行う。その際には使用希望者も協会に泊り込んで指導を受ける。指導の仕上げとしてアイメイトと使用希望者は二人のみで帰路に着く。

ちなみにアイメイトを引退するのは10~12歳頃までで、余生はボランティアに引き取られ過ごす。

訓練は学習への態度の基礎作上げる基礎訓練と障害物の回避、バスや電車の乗降などの実践的な訓練を行う誘導訓練の二つに分かれている。

車が通っているのに道を渡ろうとする使用者に従わないよう等に必要に応じて指示に従わない「利口な不服従」を教え込むのは大変そうでした。訓練は段階的に難易度を上げていき、始めは15分程度で行い、最終的には1時間半に達する。

話を聞いていて自分が誤解をしていたなと気づかされたのは、使用者は漫然とアイメイトに引っ張られて歩いているわけでは無いということです。つまり歩行の際、主導権を握っているのはあくまで使用者なのです。

例えばA地点からB地点に行く際には、アイメイトは道中に曲がり角や階段、改札等が有る事を知らせるのみで、使用者自身が道順を覚えており、通りから2つ目の曲がり角で曲がろうと判断しなければならいのです。

信号さえもアイメイトに存在を教えられた後は、人の流れなどから信号が変わったのを判断して渡っているのです。

晴眼者かつ方向音痴である私には俄かには出来そうもないスキルで、事実、中途失明者は訓練中、苦労するとの事でした。

その為にも4週間の泊り込みの訓練が必要なのだと大いに納得しました。

続いて視覚障害者に対する接し方ですが、ある場所への誘導方法、椅子への誘導、テーブルに置かれた食べ物の位置の説明、アイメト使用者の誘導方法について説明を受けました。

全て説明をすると長くなるのでかいつまんで短めに。誘導のコツは下記の三点。

・情報は全て言葉に出す。

・方向、場所は前後左右で伝える。

・急に押したり引っ張ったりしない。

テーブルの上の食べ物の位置を説明する際には12時の方向にはお茶、9時の方向にはケーキ、6時方向にはスプーンと時計の文字盤に見立てて知らせる。このように教えて頂いた事は理に適った実践的な内容でした。

以前、1度だけ視覚障害者を誘導した事があるのですが、その際の自分が全然なっていなかった事を改めて思い知りました。

実践的な事だけではなく、一番大切なの、困っていそうだったら思い切って声を掛ける事だともおしゃっていました。

 

と、今回はここまで。歩行体験の様子等続きはアイメイト協会見学会③に譲ります。

2009.10.14  コメント(0)  

雨、雨、台風―ペットシッター的花鳥風月⑥

雨が続きますね。しかも台風が東京にも影響しそう。
イイのか悪いのか?(恐らく悪い)最近はペットシッターのご依頼が少ないので、さほど雨の被害を受けずに済んでいます。
そんな感じで手隙だったのでアイメイト協会見学会②を書いていたのですが、煮詰まったので気分転換にこの記事を書いてみました。

 

で、こっちでも書くことが無くなっているのが現状です。今ってどんな記事を書けばタイムリーなのでしょうか?酒井法子、沢尻エリカ関係?鳩山政権?あいにくどちらに関しても語る言葉を持ち合わせていません。野球?サッカー?ボクシング?スポーツの秋とは言え、こんなに天気じゃねぇ。
あ、そうか。音楽の話がイイか。そうか、そうか。

 

という訳で急遽かつ我田引水的に秋の夜長をゆったりと過ごせる1曲をご紹介します。
1982年リリースの「CARLTON AND THE SHOES/THIS HEART OF MINE」から「GIVE ME LITTLE MORE」です。

 

音源はコチラ(直接張り付けたかったのですが出来ませんでした。スイマセン。)

 

普段はあまりルーツミュージックを聴かないのですが、コレはイイ。
ヴォーカル、コーラスがメロディーにとろけて、心地よい切なさが胸を満たします。
もともと、ジャンル不問の曲として有名ですが、確かに他ジャンルからルーツミュージックの架け橋になること受け合いの名曲です。

 

今回はいきなり音楽の紹介なぞしてみましたが、如何だったでしょうか?好評でしたら、またやりたいと思ってます。
まあ、このブログで好評だった記事なんてないんですけど。と自虐的に終わってみます。

2009.10.07  コメント(0)  

アイメイト協会見学会①―アイメイトとは?編

7月末ですから、もう2ヶ月も前のお話で恐縮ですが、アイメイト協会が主催する見学会に行ってきました。アイメイト協会自体をご存じない方も多いかと思いますので、まずはご説明から。

 

アイメイトとは一般でいう盲導犬を指すのですが、同協会では盲導犬をアイメイトと呼びます。

何故、そう呼ぶかといえば「盲を導く犬と考えると主体は犬になるが、主体はあくまでも人(視覚障害者)である」ためアイメイトの名称を使っているおり、I(私) 愛(LOVE) EYE(目)から「私の愛する目の仲間」という意味も有るそうです。

つまりアイメイト協会とは、盲導犬によって視覚障害者のサポートを行う非営利盲人更正援護施設の事です。

ではアイメイト協会について簡単に触れておきます。

同協会の創設者塩屋賢一氏が国産盲導犬(アイメイト)第一号チャンピーを育成して以来日本最大数の1000組以上の視覚障害者と盲導犬のペアを送り出している。そのペアたちは日本各地にとどまらず海外においても生活をしている。

同協会は高度な技術力を持ち、犬の訓練を4カ月間で仕上げているのは世界唯一であり、その課目数は短期間ながら最大を誇っている。

 

高い技術力を裏付ける数字として平成11年~15年においてアイメイト協会は152頭(5年間)のアイメイトを輩出。また、1頭にかかった費用は約608万円が挙げられる。

参考までに他の盲導犬協会の輩出数を書き出すと↓

  • 日本盲導犬協会 63頭(4年間) 1頭につきかかった費用約4114万円 
  • 関西盲導犬協会 57頭(5年間) 1頭につきかかった費用1138万円
  • 九州盲導犬協会 37頭(5年間) 1頭につきかかった費用1864万円
  • 栃木盲導犬センター(現東日本盲導犬協会) 30頭(5年間) 1頭につきかかった費用2019万円

(平成17年4月16日 ライオンズクラブ330調べ)

*わが国の盲導犬協会は9団体あり、他4団体は回答無し

 

他の団体と比べてみるとアイメイト協会の輩出数の多さとコストパフォーマンスの高さはずば抜けているのが分かります。

ただ、二点程注意が必要でまず日本盲導犬協会は昨年度は50頭の盲導犬を養成していて、平成15年当時と比べると大きく数を伸ばしています。

これは平成16年度から取り組んでいた、盲導犬訓練士学校の設立、繁殖施設を有する日本盲導犬総合センター、富士ハーネスの設立、安定的な財政基盤の確立を柱とした「5カ年計画」の成果だそうです。

ですので、上記の数字は日本盲導犬協会に関しては現状を的確には表してはいないです。なお、他団体に関しても輩出数は増加していました。

日本盲導犬協会は平成21年度より盲導犬待機者0を目標とした「新中期7ヵ年計画」を推進しているので、こちらも頑張って欲しいものです。

 

と、もう一点「一頭につきかかった費用」についてですが、こちらの算出方法は協会に入った総収入を輩出した頭数で割った、言わば単純なものですので、例えば盲導犬を世間に認知してもらう為の活動費も含めて一緒くたにして計算されいる点です。

ですので、一概に金額に開きがあるとも言えないのです。まあ、それでもだいぶ金額が違うなという印象は受けますが。一般的には1頭育成するのに300万円程度掛かると言われています。

質の高いアイメイト輩出とコストパフォーマンスの良さの秘訣を協会に質問すると「視覚障害の歩行問題解決のお手伝い”という本業の専念」というコンセプトを貫いているからとお答え頂きました。

また、米国ニュージャージーにある世界一歴史と実績ある盲導犬協会The Seeing Eye, Inc(10,000組以上のペアを輩出)と友好と協力の協定を結んでおり、The Seeing Eye, Incと協定を結んでいるはアイメイト協会だけだであり、1988年には歩行指導員2名が研修の為に渡米しているそうです。こう言った点も質の高いアイメイトの輩出につながっているのかもしれません。

ついでに日本国内の盲導犬協会の現状を書きます。日本国内には国家公安員会から指導を受けて正式に活動をしている団体はアイメイト協会を含めて下記の9団体です。

 

・北海道盲導犬協会 ・東日本盲導犬協会

・日本盲導犬協会 ・中部盲導犬協会

・関西盲導犬協会 ・日本ライトハウス

・兵庫県盲導犬協会 ・福岡盲導犬協会

 

これら9団体はそれぞれが独立して運営されており、各々が独自の基準、訓練方法で盲導犬を育成しており、ある協会の上部組織、下部組織という関係ではないが、アイメイト協会を除く8団体は、「盲導犬の普及を全国的に推進し、視覚障害者の自立と社会参加に貢献することを目的」とする盲導犬施設連合会を共同で運営しており、盲導犬普及啓発キャンペーンや募金活動を行っている。

盲導犬施設連合会に加わっていないアイメイト協会に何故、他協会と交流を持たないかのかと尋ねると「日本には独立した協会が9カ所存在すること。それぞれで理念・犬の訓練法・視覚障害への歩行指導法が違うこと。犬ではなく人に主眼を置いた社会啓発を行うことの三点を対社会に明確にする」を条件として挙げた所、他協会より断られたとの事でした。

 

共同で事を進めるにあたって理念の違いは大きなポイントとなるのでしょうが、協会同士が交流する事でノウハウの交換や繁殖犬、ボランティア、施設の共用などメリットも有りそうなので、交流がもっと進めば良いのにと感じました。

見学会の様子をお伝えする前にズラズラト書き連ねたので、一旦、休憩して続きはアイメイト協会見学会②へ。

2009.10.05  コメント(0)