我関せずなポチに込めた作者の想いとは?―「ののちゃん」

我が家では昔から朝日新聞をとっていまして、その朝日新聞の朝刊に連載されていた「ののちゃん」が22日から休載となっています。
理由は作者いしいひさいち氏の病気療養の為。

 

時たまの不条理というか意味不明な回に目を止める程度で「ののちゃん」の熱心な読者と言えない私ですが、休載直前の回は大変興味深く読ませて貰いました。
どういった話かと言えば、誰もいない筈の山田家から物音がすれども、一人お留守番のポチは俺は知らないと自分のハウスの扉をピシャリ閉めてしまう。
まるで休載騒ぎを揶揄しているかのよう。そう見ると意外と元気なのかなとも感じます。それとも体調の悪い中でのいしい氏の精一杯の諧謔なのかも。
どういった病気か公表されていないのですが、いずれにせよ早く回復するとよいのですが。

 

ついでに夕刊に連載されているしりがり寿の「地球防衛家のヒトビト」について一言。
何故、朝日新聞は依頼して、何故しりあがり寿は受けたのだろうか?
不特定多数の読者に向けて作品を発表するタイプの作家では、無いのだろうにといまだに感じる。

 

4197500092 ののちゃん 全集6―全集 (GHIBLI COMICS SPECIAL)
いしい ひさいち
徳間書店 2008-05-21

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2009.11.25  コメント(0)  

何でも慣れ。-へんないきもの

ひと前昔にベストセラーとなった書籍「へんないきもの」がブックオフで安くなっていたので手にとってみました。
ここ数年、深海生物が注目を浴びていますがブームに先鞭をつけたのが本書なのかな?とか思ってるんですけど。どうでしょうか?
今だったらと今作と次作の「またまたへんないきもの」が合わさった「せいぞろい へんないきもの」がお買い得かと。

 

とりあえずオチに「結局、一番へんないきものは人間ですよね」みたいなベタなのを持ってくるのは止めようと堅く誓って書き始めています。

 

さて、内容はタイトルそのままで実在する動物をイラストと軽いタッチの文章で紹介する本です。
この手の本「普段は馴染みが無いけど首を突っ込んでると面白い世界を紹介する本」(長い!)をサッラと読ませるには、読み手をクスリと笑わせる文章力と取り上げる対象に対する愛情が必要なのですが、本書は時事ネタが多いせいか、あまり笑えなかったかなと。読み易くする為には仕方が無かったのかもしれませんが。
とはいえ、気楽に読めましたし、暇つぶしをしつつ知識欲を満たいけれど、小難しいのは嫌だなんてユルイ気分の時にお読みになると良いのでは。

 

本書をパラパラとめくると奇妙な外見や生態を持った生物のオンパレードで。
イシガキリュウグウウミウシやヤツワカガビルなんかがハトみたいに町中に溢れてたら困るなぁ。 あ、でも溢れる位いたら慣れるから平気か。
長辺1メートル、触手が24本に及ぶニチリンヒトデに町中で突如襲われたらやだなぁ。あ、でも何度も襲われたら慣れるから平気か。
ボネリムシのオスとしてメスの体内で一生過ごすのは情けないなぁ。あ、でも慣れたら快適かもな。
「ベタなオチは止めようと固く誓った」のにこんな程度の文章で良いのかなぁ。あ、でも今に始まった訳じゃないし、これも慣れか。

 

追記 ちなみに紹介されているいきものの中で一番インパクトがあったのはボネリムシ。
ボネリムシの幼生は雌雄未分化の状態にある。だが、その時期に生体のメスの体内でオスに成長するのだ。そしてオスはそれ以後メスの子宮の小部屋で生涯過ごすことになる。
オスは巨大なメスに生存のすべてを―を委ねる。食物もメスに与えてもらうが、体表を通して直接栄養をもらうため、消化器官さえもたない。
しかし口はある。食うためではなく、精子を放出するためだ。―本書より抜粋

 

4101318913 へんないきもの (新潮文庫)
早川 いくを
新潮社 2010-05-28

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2009.11.20  コメント(0)  

アイメイト協会見学会③―歩行体験編

3回に渡ってお送りしたアイメイト協会見学会も今回でお終い。メインイベント。目隠しをしての歩行体験編です。

 

講義室から移動して、協会裏の路地へ。歩行体験に協力してくれたワンちゃんはアイメイトとしての訓練を受けるも不適応と判断された子達。不適応とされた子達にも活躍の場が有るのです。

トレナーの方とアイメイトの自己紹介後に「・背筋を伸ばし、ハーネスを力を抜いて持つ・脇をあけない・自分とアイメイとの間に隙間を作らない。」以上三点の注意を受け、順次目隠しをしてアイメイトと歩行へ。

参加者の大半を占める小学生達が歩き始めると保護者の皆さんがカメラを構えだす。どうやら夏休みの宿題の為に来ていたようでパシャ、パシャと撮影。

皆さん熱心に撮っているなあと思っているうちに順番が回ってきた。どうせ誰も見ていないのに、少し照れながらマスクをつける。

歩き出してみるともうテンで駄目。自分がまっすぐ歩いているのかも分からなくなってくる。大げさに言えばグルグルと回っている感じ。試しに目を閉じて歩いてい見てください。そう感じませんか?

アイメトと私の横にはトレーナーがついてくれ、「姿勢が悪くなっている。ハーネスを意識する。」とアドバイスをくれる。目が見えなくなると姿勢が悪くなるそうだが、普段から猫背気味なだけに相当姿勢も悪くなっていたのでしょう。

確かにハーネスの動きを意識するとグッと歩きやすくなり、時間が経ち慣れてきたのと相まって「良くなってきましたよ。」と誉めてもらえるまでになりました。

やっと調子が出てきたところでゴール。目隠しを取り、一緒に歩いてくれたアイメトとトレナーの方にお礼を言う。

その後、アイメイトを囲んで撮影会。皆さんここが一番盛り上がっていたような気も。

撮影会終了後は部屋に戻り、質疑応答を行って見学会は終了。小学生達も質問を沢山していて感心しました。

 

同じ犬を扱う仕事とは言え全く接点がないので見学会を通してお話を聞けたり、歩行体験をさせて貰える機会を頂けるのは大変有りがたい事です。貴重な体験をさせて頂きました。

ワンちゃんを飼われている方もそうでない方もアイメイトと知識も視覚障害者への接し方も分かる見学会へ参加されては如何でしょうか。

 

今回、気がついたのは長い文章をを書くときは画像があった方がベターですね。文章だけでは読みにくい。

それとアップするまで時間が掛かりすぎ。夏休みの宿題って。いつの話・・・?今回に限ったことではないのですが、何とかしなければいけません。

以上二点を反省して締め。

 

アイメイト協会
〒177-0051 東京都練馬区関町北5-8-7 Tel.03-3920-6162 Fax.03-3920-6063
www.eyemate.org

 
*見学会について 1月~11月にかけて毎月最終土曜日14:00~2時間程度
要予約 先着30名

2009.11.18  コメント(0)