日曜日に「2011 MITSUKOSHI ART FAIR」と「World Book Design  世界のブックデザイン2009-2010」に行ってきました。

 

前者は日本橋三越が会場。日本橋にはたまにしか足を向けないのですが、街並みのゴージャスぶりに毎回感心します。
特に三越店内は他の街の百貨店と違った雰囲気のお客さん、ご年配で正装の方で一杯。
14年連続で百貨店業界は売上げ減だそうですが、それでも三越での買い物をとても大切な行事としている人が、まだ沢山いるという事なんでしょうね。
私自身、百貨店で買い物をする事が殆ど有りませんし(大抵古着屋)、カチッとした格好もしませんが、このような空間に身をおくのは面白いものです。

 

「2011 MITSUKOSHI ART FAIR」は新人画家さんを集めた展示会で、何故私が行ったかと言えば知人の知人である詫摩敦子さんが出展されているからです。
自身のPCサイトのトップを飾っている作品が細かいところまで書き込まれていて見ごたえが有りました。
ご本人とは初めてお話したのですが、絵とは対照的に?とても気さくで明るい方でした。
普段、美術館でしか絵を見ないので展示されているものに値段がついているのは見慣れず、何やら不思議な気分でした。
やっぱどんなモノにも値段ってつくのだなと。
中には超高額な草間弥生や村上隆のシルクスクリーン等も有り、しかも幼児がその作品を叩くというハプニングにも居合わせました。それを見た店員さんが慌てて飛んできてました(笑)

 

時間が無かったので三越を早めに失礼して「World Book Design  世界のブックデザイン2009-2010」へ。
こちらの会場は飯田橋。凸版印刷株式会社の小石川ビル内の印刷博物館 P&PGallery。日本橋と近くて良かったぁ。
余りに立派なビルなので本社かと思って、後で調べてみたら違った。お金持ってるんですね。
同じく、後で調べてみたら「みんなのわんこ」の運営もしていました。手広くやってるんですね。

 

さてさて、本題戻って、毎年三月にライプツィヒ・ブックフェア(ドイツ)で開催される「世界で最も美しい本」コンクールの入選図書とともに、このコンクールの常連である、日本、ドイツ、オランダ、スイスにフランス、オーストラリア、中国を加えた7カ国の優れたデザインの書籍およそ240冊を集めたのが、この展示展。
要するに本を並べただけなのですが、これがなかなか見ごたえが有りまして。何冊も手にとってはパラパラとめくり続けました。
当然外国語なので何を書いているかは分からないのですが、イラスト、版画、写真集など「世界で最も美しい本」コンクールだけあって目で見るだけでも充分楽しめる本が多数有りました。
国別でいうとフランスがバラエティに富んでいて楽しめました。キュートでカラフルなイラスト集に飛び出す絵本、3Dイラスト集(赤青の眼鏡をかけてみる)。はたまたマイルス・デイヴィスの写真集まで。(いつ見ても意志の強そうなお顔)
そういえば他国ですが、モータウンのジャケをモチーフにしたイラスト集も有りました。

 

もっとゆったりと「美しい本」達をめでたかったのですが、ギャラリーに着いたのが閉館間近だったのでそうもいかず、何処へ行っても必ずよる大好きなミュージアムショップへ足を運んだ後に帰宅。
で、ミュージアムショップで買ったのがカッコいいのか大いに疑問が残るTシャツ。ミュージアムショップの魔力にやられたとしか思えません(笑)
今夏はこのTシャツでワンちゃんのお散歩でもしようかな(笑)