前回から間隔が空いてしまいましたが、「風が吹くとき」に関するとりとめのない思い出話をお伝えします。

 

話は、私が小学生の頃までさかのぼります。その頃どういう訳だか私の母親は、原爆を扱った写真集や絵本を集めていて、その中に「風が吹くとき」も含まれていました。小学生であった私も何となく写真集や絵本を読ました。写真も絵本も怖かったですね。でも何度も見ました。悲惨を学ぶといった殊勝な態度では無く怖いもの見たさで。その内、本当に怖くなって本棚に近づくのも嫌になってしまいました。
そんな状態ですから、本来楽しいはずの「サンタのなつやすみ」(レイモンドブリッグス著)のサンタのハゲた頭を見ても放射能の影響を連想していました。全く関係ないのに。
でも家にあった原爆本の中ので一番怖かったのは、「ひろしまのピカ」(丸木俊著)でした。この絵本は、今でもほんの少し怖いです。

 

とまあ、本当にとりとめのないお話なんですが、今でもあの頃のザワザワとした恐怖を覚えているんですよね。不思議と。
で記事の締めですがとりとめのなさに終始して 「LOVE&PEACE!」でとりとめもなく終わりたいと思います。

 

4751519719 風が吹くとき
レイモンド ブリッグズ Raymond Briggs
あすなろ書房 1998-09

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