動物愛護週間が終わりましたねー消えたマンガ家 ダウナー系の巻

シルバーウィーク中は沢山のご依頼ありがとうございました。お陰様でお盆や年末年始の繁忙期と変わらないご依頼を頂きました。

 

さて、26日で動物愛護週間が終わりましたね。前回、お伝えした通り動物愛護週間中の売上げの一部を寄付したいと思います。
金額は2万円。そして寄付先は・・・もう少し待ってください。実は決まっているのですが、こちらの都合で発表を先に延ばします。

 

これで連絡事項はお終いなのですが、それじゃ味気ないから、最近読んでやたら面白かった大泉実成「消えたマンガ家 ダウナー系の巻」を簡単にご紹介します。動物は全く出てきませんが。

 

内容としては「あの人は今?マンガ家編」。一線から消えたマンガ家達の今を追うという主旨。
一人一人のマンガ家のエピソードも充分面白いのですが、本書の優れている点は消えていったマンガ家の多くが精神障害や自殺に追い込まれている事に注目し(本書で紹介されているマンガ家8名中3名が自殺)、その原因を「ジャンプシステム」に代表される出版界がかかえている構造的欠陥であると看破した点である。

 

本書によるとジャンプシステムは「隔離とさえいえる作家の囲い込み」「有無を言わせぬ編集者の作品への手直し」「読者人気投票による冷酷なまでの作品の打切り」「作家のあつかいが他のどの媒体よりも過酷」という負の特性を持つそうです。

 

序盤の「あの人は今」的な展開から、漫画家が如何に心身を削ってギリギリのラインで作品を作り上げているかを伝え、また、作品のオリジナリティと商業主義の関係を改めて考えさせられるステージーまで引き上げた作者のグイグイと対象に迫る腕力に感服。
まさに良書。間違いなくマンガ好き限らない広い読者にアピールする作品と言えるでしょう。

 

410290056X 消えたマンガ家―ダウナー系の巻 (新潮OH!文庫)
大泉 実成
新潮社 2000-12

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2009.09.29