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2010.01.20
ブログ飼ってみたい犬、猫の種類は?-朝日新聞
前回に続いて1月19日の朝日新聞の記事。ネクストエージ(50歳以上)に飼ってみたい犬、猫の種類をアンケートしたという趣旨です。 何故、この記事を取り上げたのかといえば、ランキングの結果が意外だったからです。 1位柴、2位秋田、3位ゴールデンレトリバー、4位ラブラドルレトリバー、5位紀州。 意外じゃないですか?意外ですよね?プードル、チワワ、ダックスフンドの御三家がランキング外なんですから。2位が秋田なのも驚き。「HACHI-約束の犬-」の影響でしょうか。 年齢層からくる偏り、すでにプードルらは飼っている等の理由は考えられるものの、新しい嗜好の萌芽と言えるのかも。 数年後には日本犬のお散歩代行ばっかしてたりして。 ちなみにネストエージ以下のランキングでは、1位柴、2位秋田、3位ゴールデンレトリバー、4位トイプードル、5位ミニチュアダックスフント、ラブラドルレトリバー。 やはり日本犬強し。 -
2010.01.11
ブログ黒い白鳥―練馬区石神井公園にて
年が明けてから、10日以上過ぎ皆さんも普段のペースで過ごされているのではないでしょうか。 私は年末年始の代金のご精算や鍵のご返却が済み、一息入れている所なのですが・・・例年だと年明け以降はご依頼が減るので、休みもそこそこに頑張らねば。 ここ2週間程、練馬区石神井公園のボート池前をペットシッター帰りに立て続けに通りました。3~4日位前でしょうか?池の淵に10数人位の人だかりが。皆、カメラか携帯を構えてなにやら撮影している様子。 ガツガツして見物するのは気恥ずかしいけど、知りたい気持ちは充分にあるので「別に興味無いけどね」的顔でチラ見してみると、黒い白鳥のような赤い嘴が印象的な二羽の水鳥を囲んでのにわか撮影会でした。 確かに前までは居なかったから珍しいなぁ。前に杉並区の善福寺公園のガチョウについて書いたし、また書けるなと、帰宅後、ネットで検索して見ると、他のブローガーの方は仕事がお早い。「石神井公園 黒鳥」で検索するとザクザク引っかかる、引っかかる。 どうやら私が見たのは黒鳥。TVニュースでも取り上げられたらしい。他にも調べ続けていくと白鳥のように渡り鳥では無い事も分かった。じゃあ、何処から来たのだろうか? 去年は白鳥、今年は黒鳥。来年は何色の白鳥が来るのか。江戸紫だろうか。小麦色だろうか。今から楽しみだ。 -
2009.08.24
ブログウルセランス菌にもご注意を
今回は猫から人に感染して呼吸困難を引き起こす新しい病気にかかる人が増えているという朝日新聞の8月14日付けの記事を取り上げます。 大流行の兆しを見せている新型インフルエンザ共々注意したい所ですが、まだ報告例が少ない為、全容が掴めていないようです。 記事の要約はこちら↓ 猫から人にうつり呼吸困難を引き起こす新しい病気にかかる人がここ数年で相次ぎ、世界で最初の患者を報告した英国では死者も出ている。 日本では届出義務がなく、医師や獣医師でさえほとんど知らない。 今年1月、東京に住む50代の女性がのどの痛みに血の混じった鼻水が止まらなくなり、診察を受けた所、喉と鼻の奥に黄白色の塊がこびりついていた。 この塊から、コリネバクテリウム・ウルセランスという細菌が見つかった。この菌は感染症予防法で2種感染症に指定されているジフテリアと同じ毒素を作る菌で風邪の症状に始まり、重症になると呼吸困難に陥り、死に至るケースもある。 国立感染症研究所の調査によると女性の家に立ち寄る野良猫5匹のうち、2匹の鼻水から同じ遺伝子タイプをもつ菌を発見した。 ウルランス菌は抗菌薬が効く。 初耳でしたので検索してみると国立感染研究所のページを発見。 (http://www.nih.go.jp/niid/bac2/Coryne_ulcerans/) 国立感染研究所によると2001年~2009年の間に国内において6件の発症例を確認しており、今後の方針として「国内分布、菌の伝播性等の疫学調査や基礎研究が極めて重要」と述べているようにまだまだ研究途上のようです。 世界で報告例がもっとも多いイギリスでは年間4~6例の報告が有るそうで、海外においては猫、犬、牛等が人への感染源として疑われており、国内で報告例はないが生の乳製品の摂取も原因として挙げられている。 研究途上の為か、研究所のページを見ている限りではこう予防しなさいという記述が無いので、国内においてペットから感染するズーノーシス(人畜共通感染症)の一般的な予防方法を書いておきます。 ご参考にして下さい。- ペットとの濃厚な接触を避ける(食事の口移し等)
- ワンちゃん、ネコちゃんの爪を切る。
- ペットに噛まれたり、引っ掻かれた場合は傷口を速やかに流水、石鹸で洗浄した後、消毒する。
- ペットと接触した前後に手の消毒及びにうがい。
- 予防接種を受け、予防薬を投与する。
- 飼養環境を清潔に保つ。
- 糞尿を速やかに片付ける。
- ねずみ、野鳥や昆虫など人とペットとの共通感染症を媒介する生物とペットとの接触がおこらないようにする。
- 飼い主さん自身、ペットの健康状態をしっかりとチェックする。異常を感じたら医療機関へ。
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2009.06.18
ブログマイクロチップに関するアレコレ-迷子ペット、チップで救え
5月28日付けの朝日新聞の記事。迷子対策としてペットにマクロチップを埋め込む飼い主が増えているという内容です。 記事の要約はこちら↓ 家族の一員のペットが迷子になり、知らないうちに殺処分される。そんな事態に陥らないため、身分証代わりになるマイクロチップをペットの体に埋め込む飼い主が増えている。 環境省によると殺処分される犬猫の総数は年間約30万頭。迷子になったペットも相当数いるとみている。そんな状況を少しでも改善しようと、阪神大震災で大きな被害を受けた兵庫県では、県獣医師会が無料でチップを埋め込む試みを数年に渡って実践。獣医師会がチップの代金を全額肩負担し、飼い主に協力を呼び掛けることで、1万匹の施術を達成したという。 また、埼玉県では07年2月から、保護されたペットの内、子犬に限って新しい飼い主に譲り渡す際、県の予算でチップの代金を肩代わりしている。「捨て犬を防ぐ意味もある」と担当者。 だが、チップの普及度はまだ十分とはいえない。ペットフード協会の推計によると全国の犬猫の総数は約2680万匹。「動物ID普及推進委員会(AIPO)」に登録されているペットは約21万頭となっており、チップをつけているペットは1パーセント未満にとどまる計算だ。 実際、チップによってペットが帰ってきた事例はまだ少ない。災害からペットを守る活動に取り組むNPO「アナイス」が07年に保健所がある自治体を対象に実施したアンケートでは大半の自治体で2件以下。チップの読み取りを一切行っていないと答えた自治体もあった。 04年に動物愛護管理法を改正する過程で義務化検討されたが、チップの普及率があまりに低いとして見送られた。また、チップの読み取り機を保健所などに設置するかどうかも、自治体任せになっている。 一方、チップの代金や施術の方法も飼い主に十分知られていない。ペットの体に異物を埋め込むことに抵抗を感じる人も多い。アナイスの池田潤子代表は「自分のペットを守るために何ができるのか、考える必要がある」と述べ、飼い主側の意識改革を求めている。マイクロチップの概要
- マクロチップは直径2ミリ、長さ12ミリ程度の円筒形の電子標識器具で、15桁の数字だけが記録されている。マイクロチップをつける施術を行えるのは獣医師で(全ての獣医師が行っているとは限らない)、マイクロチップはインジェクター(注射器)を使用し、首の皮膚の下に埋め込む。獣医師によると埋め込む際の痛みは予防接種と変わらないという。
- 飼い主はチップを埋め込んだ後にチップの数字や身元の情報(住所や電話番号)を「AIPO」に登録。(古いネット情報だとデータベースの統一化がなされていないとの指摘も有りますが、現在は統一されているそうです。AIPOに確認済み)住所等の情報に変更があった場合は再度届ける必要がある。
- ペットが逸走し、保健所等に保護された場合は備え付けられている専用の読み取り機でチップを読み取り、飼い主に連絡をとるシステムになっている。
- マイクロチップの値段と施術費用は数千円。また、別途AIPOに情報登録料千円が必要となる。
- 海外から日本へ動物を持ち込む際にはマイクロチップによる個体識別が必要な為、チップを埋め込む必要がある。(埋め込まれていない場合は180日の係留) 海外旅行にペットを連れて行く際には、ご注意を。
- 東京での読み取り機の設置場所 動物愛護相談センター多摩支所 動物愛護相談センター本所 動物愛護相談センター城南島出張所 各動物病院(全てでは無い)
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2009.04.06
ブログ求む愛犬の献血―4月3日付け朝日新聞朝刊
今日は練馬区、板橋区、杉並区と回った道すがらに見える桜はどこの満開で空と地面を白く染めていました。 石神井川沿いの桜並木もキレイでしたが、練馬区光が丘公園の桜は本数が多く、平日なのに人出も有ってにぎわっていたのが印象的でした。 さて、4月3日付けの朝日新聞にペットの輸血に関する記事が載っていまして、要約するとこんな感じです。↓ 動物医療の高度化に伴い、輸血の必要性が高まっている。だか日本赤十字社のような機関はペットの世界では存在せず、各動物病院が独自に供血用の犬猫を飼うか、もしくは飼い主達に献血を頼んだりして血液をまかなっている。 前者は動物福祉の面から好ましくないとの考えも有り、後者の飼い主に献血を求めるネットワーク作りが注目を集めている。ペットの血液を提供した飼い主は見返りに人間なみの血液検査も受けられるのがメリットだ。 しかし人間の肝炎やエイズが輸血で拡大したようにペットにも輸血を通じて感染症が広がる懸念があり、統一的な検査方法を盛り込んだガイドラインが必要となりそうだ。 記事の趣旨と全く同じになりますが、献血システムの構築と充実、輸血における安全性の確保には統一したガイドラインが必要だと思います。 人間でも献血数不足している事を考えると、なかなか一筋縄ではいかないでしょうが、是非システムの充実とガイドラインが策定されることを望みます。