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2009.02.16
ブログ環境省が犬猫の収容施設を拡大―「すてられたいぬ」
環境省、犬猫収容施設拡充へ 処分半減目指すhttp://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090127AT1G2102R26012009.html
↑1週間以上前の日経ネットの記事です。(以下抜粋。) 環境省は2009年度から、飼い主のいない犬や猫を収容する施設(全国約400カ所)の新築や改修を後押しする事業を始める。訪問者が犬や猫と触れあえる空間を設けるほか、スペースを広げて現在よりも長く収容できるようにする。引き取り手と出会う機会を増やすための工夫で、やむなく殺処分される犬や猫を17年度末までに半減させたい考え。 2、3年程前ですが、世田谷区八幡山の東京都愛護相談センターを見学した事が有ります。確かにゆっくりと収容されたワンちゃんやネコちゃんを見る雰囲気では、無かったような。(職員さんは施設について、とても丁寧に説明して下さいました。) 今回の試みにより殺処分から1頭でも多くのワンちゃん、ネコちゃんが救われるよう望みます。 ニュースの内容とリンクするのでついでに絵本もサラッと取り上げます。その名もズバリな絵本「すてられたいぬ」です。 タイトルは悲しいカンジですが、表紙のカラフルかつ力強い色使いから受ける印象そのままの内容で明るいお話です。 あらすじ 夏の暑い日、飼い主に捨てられたいぬ。新たな飼い主を求めて夏の海岸中を走り回ります。果たして新しい飼い主は見つかるのでしょうか? 話の中盤で現れる新しい飼い主を斡旋する手配師(犬)の存在が面白い。斡旋の報酬は骨。 この絵本のようにペットは実際は飼い主を選ぶことは出来ないのだから、責任を持って飼いなさいというメッセージを受取る事も可能ですが、まずは「いぬ」の新しい飼い主(ともだち)探しの奮闘振りを楽しめばよいのでは。すてられたいぬ (世界の絵本) カーチア ゲーアマン Katja Gehrmann 講談社 2003-07 by G-Tools -
2009.02.03
DM紹介 -
2009.01.27
ブログ白と黒のアイツ―「365まいにちペンギン」
以前とパンダやペンギンの人気の秘密を考察しましたが、(考察というかたわ言なのですが)ペンギンの人気の理由を改めて探ると、丸い曲線と白と黒のコントラストの魅力に行き着きます。 今回取り上げるのは、そのペンギンの魅力を上手くデザイン化した絵本「365まいにちペンギン」です。 あらすじ ぼくら家族の家にペ1羽のぺンギンが宅配便で送られてきた。「ぼくはペンギン1ごう。おなかがすいたら なにかたべさせてね」と書かれたカード共に。次の日にはもう1羽。また、次の日にはもう一羽と毎日ペンギンが増え続けて、もう大変。 絵、ジョエル・ジュリヴェ、文、ジャン=リュック・フロンマタル共にCM製作に携わっているので、テンポよく、オシャレに飽きさせず話は進んでいきます。所々で算数の問題が出てくるのですが、話が進む毎に問題が難しくなっていくので、段々と考える時間が長くなっていく自分が何とも情けない。 とにかく楽しくスラスラと読めてしまう作品です。オチが教条臭いきらいがありますが、サラリと社会問題を入れるのもCMっぽい。(おじいちゃんのモデルは北極探検家?) ところで、ペンギンの半数以上は南極に住んでいないって知ってました?暑い地域にも住んでいるらしいですよ。365まいにちペンギン ジャン=リュック フロマンタル ジョエル ジョリヴェ ブロンズ新社 2006-12 by G-Tools -
2009.01.20
ブログペットフードの安全性対策
(http://www.asahi.com/national/update/0120/TKY200901200002.html)
↑ 1月20日付けの朝日新聞にこんな記事が出ていました。 ペットフードの安全性を高める為のネットワーク作りを農林水産省と環境省が全国の獣医医師と協力して行うようです。 記事から抜粋するとこんな感じです。(以下抜粋)新しい連絡網「ペットフード・リスク情報ネットワークシステム」は、全国の獣医師をつないで情報を集める。ペットの異常を訴える飼い主から、症状や食べたペットフードの情報を得てシステムに入力。他の獣医師の情報で類似した事案があれば、両省が調査に乗り出す。有害物質が含まれるなど違反が見つかった場合は回収や販売中止を命じる。09年度に運用方法を検討し、早ければ10年度にも試行する。
ネットワーク作り以外にも今年6月に施行される愛玩動物用飼料安全性確保法を受けてペットフードの成分規格表示を定める動きがあったりと、ここ最近ペットフードの安全性対策が充実しつつあります。 ペットフードの安全性に対する飼い主さんの関心はとても強いのでしっかりと機能して欲しいものです。 -
2009.01.19
ブログ初夢ネタを書くには遅すぎた―「ちいさい ちいさい ぞうのゆめ・・・です」
初夢とは12月31日~1月1日の夜を指すのでしょうか?それとも1日~2日の夜を指すのでしょうか? いずれにせよ私は気絶をするように寝ていました。(1月も下旬に入ろうかというのに何故初夢ネタ?それは書き始めたのが6日だからです・・・) 今回取り上げるのはちいさいなわかくさいろのぞうの夢を描く絵本「ちいさい ちいさい ぞうのゆめ・・・です」。 あらすじ ある所におおきいぞう達とちいさいちいさいぞうが住んでいました。おおきいぞう達とは馴染めないちいさいぞうは夢でみた自分の本当の居場所を求めて旅に出ます。 さて彼の行き着く先は・・・ 絵柄は、非常に儚げな雰囲気をかもし出しています。儚げ過ぎてハッピーエンドで終わっても夢オチかと疑ってしまう程ですが、それではぞう君が余りに哀れなので夢オチでは無いでしょう。 絵柄の儚さはつらいつらい旅の途中のぞうくんの心もとなさ、不安を表し、やっと見つけたユートピアでは不安な儚さはいつしかやすらぎ溢れる安心感へと変わっています。まるで暗い悪夢から覚め希望の夜明けを迎えるように。 弱者がユートピアを求めて旅立つという典型的なストーリーです。おおきいぞうたちは「はいいろで はなを まきあげては さけびごえを あげていました」、一方ちいさいぞうは「わかくさいろで やさしい こえでうたうことが だいすき。からだは ねずみくらい」 せっかくやさしいこえで歌っているのに、横ではなをまきあげながら叫ばれたら、出て行きたくもなるでしょう。 体のサイズもねずみ位で、ぜんぜん違うし。些細なようですが体のサイズが違うと一緒に生活するのは困難でしょうね。私も力士との同棲を想像するとゲンナリします。 まあ、この場合サイズ以外にも乗り越えなければいけない壁が沢山ありますが。 奈良美智が描くワンちゃん似のかよわいぞう君にとって、旅はとても困難だったことでしょう。でも考えてみれば強者はいま居る場所で充分になのだから、弱者にこそ、ここでは無いいまだ見ぬユートピアが必要な訳で。だから旅立たなければならないのです。そう世界はいつだって弱者につらい決断を迫るのです。 私の会社も大体ハツカネズミ位のサイズですので、ちいさいぞう君を見習ってユートピアに向けて万進しなれけばと、この絵本を読みながら思った次第であります。 と、なんとか新年の誓いぽくまとめたつもりになった所で締めたいと思います。ちいさいちいさいぞうのゆめ…です
ルース・ボーンスタイン おくだ つぐお
ほるぷ出版 1979-08
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