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2009.02.24
その他書籍離島からこんにちわ―「うちのネコが訴えられました!?」
世の中では全く自分のあずかり知らない所で全く知らないものが流行っているのですね。そんな事は分かってはいたのですが、改めて再認識させられたのが古本屋でふと手に取った書籍「うちのネコが訴えられました!?」。 あらすじ 定食屋を営む山田さんのもとに一通の訴状が届く。内容は「あなたの猫が車にキズをつけたので裁判します!」この日より無罪を勝ち取る為の山田さんの奮闘が始まる。本当にあった実録裁判の結末は? 本書はブログ「実録ネコ裁判」を元に再構成されたものだそうですが、ブログの公開当時(2005年)の盛り上がりは凄かったようで。確かに日々、裁判の様子が更新されるとなると次が気になりますよね。その後マンガ化もされ、映画化の話も有るとか無いとか。 内容は粗筋のままで、面白くて仕方がないという程ではないですが、スラスラと読めますし、裁判制度やペットの飼い主さんとご近所トラブルについて考える契機としてはよいのでは。 しかし「実録ネコ裁判」が盛り上がっていたのが2005年。本書が2006年発行。私が本書を読んだのが2009年。私に情報が伝わるまでのタイムラグの長さは何なんでしょうか?ブームもだいぶ前に落ち着いているようですし。どっかの離島にでも住んでいる気分です。うちのネコが訴えられました!? 1 (KADOKAWA CHARGE COMICS) 山田 タロウ 若林 健次 角川書店 2007-12 by G-Tools -
2009.02.22
ブログそれは誤解だよ。
本日は練馬区光が丘方面にお打合わせに行ってきました。こちら方面にお伺いする機会があまり無いので、地図を何度も確認しつつお伺い致しました。 無事お打ち合わせも終わり、「いい天気だなぁ」とつぶやきながら、ゆっくり帰ろうとしたのですが、以前見た雑誌に掲載されていたパン屋さんが近くにある事に気がつき寄っていくことにしました。 数分後に迷いもせず無事到着。小さな店内は超満員だったので、他のお客さんとぶつからないよう、商品に触れて落とさないように注意を払いながら、パンを選んでレジへ。私が並ぶとすぐ後ろに4~5歳程度の小さい男の子とそのお母さんが並びました。 私の順番がきたので商品をパンを店員さんへと渡すと、遅れて男の子もイチゴジュースを店員さんに差し出す。店員さんは先に並んでいた私の会計を始めたのですが、男の子はお母さんに「僕が先に並んでいたのに抜かされた。」と訴えていました。子供らしいあまりに率直な物言いに思わず笑っていました。他のお客さんや店員さんも笑顔に。 どうやら会計を待っている間に男の子が私に前に並んでしまったようです。何か声でもかけようかと考えていると、母親が「この方が先にちゃんと並んでいたのよ。そんなこと言わないの。」「すみません」とおっしゃったので「いえいえ、大丈夫ですよ。」と返事。 私の会計が済んだ後も、男の子は納得の行かない表情でこちらを見つめていました。譲ってあげても構わなかったのですが、私が先に並んでいたのは事実ですし、世の中とは納得の行かない事の連続です。獅子もわが子を千尋の谷へと突き落とすと言うし、少年よ自力でそこから這い上がってこい!・・・・でも他人の子だから谷に突き落としたらマズイか。フフフ。ああ、しかしいい天気だ。と、しょうも無いことを考えながら、帰途につきました。完
オチが無しですが、そこは春の日差しのような温かい目で見守っていただけると、大変助かります。 -
2009.02.16
ブログ環境省が犬猫の収容施設を拡大―「すてられたいぬ」
環境省、犬猫収容施設拡充へ 処分半減目指すhttp://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090127AT1G2102R26012009.html
↑1週間以上前の日経ネットの記事です。(以下抜粋。) 環境省は2009年度から、飼い主のいない犬や猫を収容する施設(全国約400カ所)の新築や改修を後押しする事業を始める。訪問者が犬や猫と触れあえる空間を設けるほか、スペースを広げて現在よりも長く収容できるようにする。引き取り手と出会う機会を増やすための工夫で、やむなく殺処分される犬や猫を17年度末までに半減させたい考え。 2、3年程前ですが、世田谷区八幡山の東京都愛護相談センターを見学した事が有ります。確かにゆっくりと収容されたワンちゃんやネコちゃんを見る雰囲気では、無かったような。(職員さんは施設について、とても丁寧に説明して下さいました。) 今回の試みにより殺処分から1頭でも多くのワンちゃん、ネコちゃんが救われるよう望みます。 ニュースの内容とリンクするのでついでに絵本もサラッと取り上げます。その名もズバリな絵本「すてられたいぬ」です。 タイトルは悲しいカンジですが、表紙のカラフルかつ力強い色使いから受ける印象そのままの内容で明るいお話です。 あらすじ 夏の暑い日、飼い主に捨てられたいぬ。新たな飼い主を求めて夏の海岸中を走り回ります。果たして新しい飼い主は見つかるのでしょうか? 話の中盤で現れる新しい飼い主を斡旋する手配師(犬)の存在が面白い。斡旋の報酬は骨。 この絵本のようにペットは実際は飼い主を選ぶことは出来ないのだから、責任を持って飼いなさいというメッセージを受取る事も可能ですが、まずは「いぬ」の新しい飼い主(ともだち)探しの奮闘振りを楽しめばよいのでは。すてられたいぬ (世界の絵本) カーチア ゲーアマン Katja Gehrmann 講談社 2003-07 by G-Tools -
2009.02.03
DM紹介 -
2009.01.27
ブログ白と黒のアイツ―「365まいにちペンギン」
以前とパンダやペンギンの人気の秘密を考察しましたが、(考察というかたわ言なのですが)ペンギンの人気の理由を改めて探ると、丸い曲線と白と黒のコントラストの魅力に行き着きます。 今回取り上げるのは、そのペンギンの魅力を上手くデザイン化した絵本「365まいにちペンギン」です。 あらすじ ぼくら家族の家にペ1羽のぺンギンが宅配便で送られてきた。「ぼくはペンギン1ごう。おなかがすいたら なにかたべさせてね」と書かれたカード共に。次の日にはもう1羽。また、次の日にはもう一羽と毎日ペンギンが増え続けて、もう大変。 絵、ジョエル・ジュリヴェ、文、ジャン=リュック・フロンマタル共にCM製作に携わっているので、テンポよく、オシャレに飽きさせず話は進んでいきます。所々で算数の問題が出てくるのですが、話が進む毎に問題が難しくなっていくので、段々と考える時間が長くなっていく自分が何とも情けない。 とにかく楽しくスラスラと読めてしまう作品です。オチが教条臭いきらいがありますが、サラリと社会問題を入れるのもCMっぽい。(おじいちゃんのモデルは北極探検家?) ところで、ペンギンの半数以上は南極に住んでいないって知ってました?暑い地域にも住んでいるらしいですよ。365まいにちペンギン ジャン=リュック フロマンタル ジョエル ジョリヴェ ブロンズ新社 2006-12 by G-Tools