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2012.03.02
ブログはるか昔の松岡映丘展
かなり前に8割方書いたままに完成させずにいたのですが、もったいないので書き上げてUPしました。(だいぶ前の話で恐縮なのですが・・・) 先日、松岡映丘展に行ってきました。 お世話が一段落して次のお世話まで時間があり、ちょうど練馬区立美術館の前を通りがかったのでふらりと入ってみました。 練馬区美術館は入場料が五百円なので気軽に入りやすい。 ありがとう練馬区! あの日はとても天気がよく美術館の前の広場ではお母さん方がお子さんを遊ばせていました。 「キャッキャッ」と楽しそうに声を上げてる子供達を見て絵に描いたように平和だなぁと感じたのを覚えています。 松岡映丘は絵を見たことが有るような無いようなで、よく知らない人。 では、何故入ったかと言えば看板やチラシのデザインがそそったからなのです。 今回のチラシ(二つ折りになっている) 字のサイズと水谷八重子の顔のバランスがよくないですか? と看板に引っ張られて足を踏み入れた館内には、着飾ったおばさまが一杯。 学芸員?の引率であれやこれや説明を受けながら「アラー素敵ねぇ」とか呟きながら(とは、言ってもボリューム大)観覧していました。 皆で一緒に見るのが楽しいのでしょうねぇ。 ところで松岡映丘は父は儒学者、医師の松岡操。兄に医師の松岡鼎、医師で歌人・国文学者の井上通泰、民俗学者の柳田國男、海軍人、言語学者、民俗学者の松岡静雄というエリート一家の出らしいです。 この一族をモチーフにした小説が有ったら面白そう。 私自身はもともと大好きな画家と言う訳ではないので、全作品に感銘を受けたとはいかないですが、それでも気にいったものが何点か。 やっぱり一番気になったのはチラシにもなっている水谷八重子。 画面の大半を占める着物姿の彼女。その足元には縮尺のおかしい草木が。(小さく描かれている)そのために水谷八重子がまるで巨人かと見間違うようないびつさが面白い。抜けるような青い空と着物の黄色も鮮やかでした。 他の作品もそうでしたが、色使いがキレイでしたね。緑は特に深みと青みがあって。 後、印象に残ったのは道明寺を題材にした屏風絵。 ストーリーが良く伝わってきて楽しく、木や鐘を吊す柱の一分しか描かない省略した感じもいい。 また、柱や桜によって隠れている顔は隠れることによってむしろ表情が引き立っていた。 何の気なしに入ったのですが満足して美術館を後に。 お腹がすいたので同じ敷地内にある別棟のレストラン「どんぐりの木」で昼食。こちらは野菜を中心とした料理やケーキを出すレストラン。 こちらでしっかりと食事を取って次の勇んでお世話へ!そんな昼下がりでありました。 -
2012.02.09
ブログキツネばかりが悪いわけじゃない-「キツネ」
日本では人を化かすと言われ、英語では狡い事をcrafty as a foxという慣用句が有るそうでキツネは和洋問わず何故か悪者にされがち。 単独で行動ですることや顔つきのせいでしょうか? なんだか不憫。 今回ご紹介する、文M・ワイルド、絵R・ブルックス「キツネ」でも一見するとキツネはネガティブに描かれていますが、よくよく読むとそうでもないのがこの絵本のポイント。 あらすじは火傷を負って飛べなくなったカササギと片目の見えないイヌがお互いのハンデを補いながら仲良く暮らしているところにキツネが現れ、カササギをそそのかしてイヌから引き離すというお話。 あらすじからだとやっぱりキツネが悪者のようですが、カササギ、イヌ、キツネがそれぞれに特異な性格が設定されていて、一概にキツネが悪いとは言えない構造になっています。 イヌは心優しいが単純で騙されやすい。 カササギはそこそこ賢いが、利にさとく腰が座っていない所がある。 キツネは一人で生き抜く強さを持ち、イヌ達とは違い身体的なハンディも負ってはいないが、嫉妬深くプライドが高い為、他者と親密な関係が築けない。 また、イヌはキツネに対してフレンドリーに接しますが、カササギはキツネを信用ならないと警戒します。 このような態度がキツネを嫉妬を抱かせたきらいもあります。 一方、カササギはキツネは信用ならないとイヌに忠告していながら、ついついキツネの口車に乗ってしまう。 つまりこの動物達は我々人間が持つ嫉妬や猜疑心、欲望を持っていて、どの動物が特に悪いという話ではないのです。 自分の不幸の身を歎き、あっさり欲望に負けてキツネに騙されてしまうカササギが一番人間らしいというか、自分に近いものを感じた一方でキツネの孤独と嫉妬混ぜこぜにしながらも独立独歩で生きているスタイルに惹かれる部分も有り(モチロン、他人を陥れるのは感心しませんが)、そこは作者も同じで、だからこそタイトルが「イヌ」「カササギ」ではなく「キツネ」なのでしょうし、一番魅惑的な容姿に描いたのでしょう。 ラストシーン、キツネによって住み処から遠く離れた灼熱の砂漠に置き去りにされてしまうカササギは、このままここで死んでしまっていいとも考えてますが、自分を待っていてくれるイヌの姿を思い浮かべ奮起して歩みはじめます。(羽を怪我しているので飛べないのです) 物語はここで終わりを迎えます。 無事に着いたとも着かなかったとも書かれていません。 また二人で仲良く暮らしたかもしれませんし、力尽きてんでしまってかもしれません。 仮に辿り着いてもイヌは待っていないケースも有り得るし、案外道中で居心地の良い場所を見つけて住み着いてしまうかも。 カササギならやりかねません。自己正当化は得意そうです(笑) しかし諦めずにまず一歩踏み出したのは事実ですし、それで今の時点では充分なのでしょう。 先の事は誰にも分かりませんから。 ストーリーについてばかり触れてしまいましたが、絵、フォント、テキストの配置にも力を入れた作品でご興味の沸いた形はお手に取ることをおススメ致します!キツネ
マーガレット ワイルド ロン ブルックス
BL出版 2001-10
by G-Tools -
2012.01.17
DM紹介あけましておめでとうございます!
あけましておめでとうございます! あけましてと言うには既にあけきった気がするので調べた所、挨拶として使うのは7日ないしは15日までのようです。 今日は17日・・・・どちらにせよアウトでした。 来年はもっと早く「あけまして」とご挨拶致します。 昨年も多くのご依頼を頂きました。本年も皆様のお役に立てるよう努力を重ねる所存でございます。ペットシッターのストローラーカンパニーをどうぞよろしくお願い致します。 また、ご丁寧に年賀状送って下さった皆様ありがとうございました。 こちらからお客様にお送りした年賀状は引き続きetoさんに描いて頂きました。 etoさんに曰く冒険したイラストとの事でした。沢山の動物が描かれ賑やかで実にお正月らしく描いて頂きました。 -
2011.12.13
DM紹介2011年用冬季DMをお送り致しました。
日中はまだ寒さに耐えられますが、夜間にはきつくなってきましたね。 これからまだまだ寒くなるのでしょう。 まったく!! さて、先日お客様に冬季用DMをお送り致しました。 今回は一足早いクリスマスカードといった雰囲気です。 etoさんによるとテーマは「冬の夜を楽しもう!」 「もみの木にさがる靴下にはいってぬくぬくしながら、ホットココアをすする犬と猫。あたたかそうな毛糸の靴下の模様や、飾り、星などで楽しくしたいです」とのことでした。 バッグのグリーンがクリスマス気分を盛り上げてくれます。ワンちゃんもネコちゃんも暖かそう。 ちなみ夏の子達とは別の子だそうです。 年賀状もetoさんにお願いしています。 お楽しみに! オマケ セバスとDM -
2011.10.24
ブログ猫タワーもしくは巨大な爪とぎ
数週間前に猫タワーを買いまして。 組み立てている時は興味シンシンだったセバスですが、組み立て終わった途端に興味が無くなったのか警戒してか数日間は近づきもしませんでした。 それでも最近は気が向くと登るのですが、ボックスの中やカゴには入りません。 柱の爪とぎは気に入ってるようで熱心にガリガリしています。 ずいぶんと大きいな爪とぎになってしまったものです。 お客様でも猫タワーをお持ちの方はいらっしゃいますが、ペットシッターでお伺いした時に登っている子はそれ程居ませんね。 遊ばせるコツとか有るのでしょうか? ヤラセで撮った猫タワーで遊んでいるセバス。↓ 猫タワーを撮っているつもりがいつの間にかセバスをばかりを撮っている自分に気付き苦笑。